ごあいさつ
就職氷河期と呼ばれた2004年、私は社会人としての第一歩を踏み出しました。様々な業界、いくつもの会社で採用試験を受け、最終的に内定を頂けたのは、不動産業界とハウスメーカーでした。新入社員の頃は、「高価な商品を扱ってみたい」と漠然と安易な考えを持っていました。その後、直面する様々な場面を思い返すと、その頃の自分が如何に甘かったか、今更ながら、とても恥ずかしく思います。初めて配属された店舗は、郊外の駅前にある小さな商店街に面していました。お客様ともすれ違い、ご挨拶することが日常でした。契約が増え、お客様が増え、その機会が増えると「いつも堂々と胸を張って挨拶ができる誇れる仕事をしよう。」と身が引き締まる思いがしたのを今でも鮮明に覚えています。
不動産業界は「気合」と「根性」、「結果が全て」の厳しい世界です。実績が伴わなければ、生き残れません。不動産に関する様々な「知識」、希少で精彩な「情報」、実際の取引で積み重ねてきた「経験」を得て、「忍耐力(笑)」を鍛えながら仕事を続けられたのは、多くの素晴らしいお客様や取引先、そして同僚との出会いを通じて「高価な商品を扱ってみたい」という漠然とした安易な考えから「お客様の未来をともに描くお手伝いをする」という仕事の本質に気づき、使命感を感じることができたからです。
そして、入社から20 年を迎える頃、業務に追われる中で薄れていた感情、感じていた違和感が明確になりました。目の前の業績や現実にとらわれるあまり、「夢」や「希望」をもって、未来を見ているお客様を取り残していることに気づきました。これを機に、改めて「お客様の未来をともに描き、いつも堂々と胸を張って誇れる仕事をしよう。」という想いが強まり、起業を決意しました。
そして、それがPROSPEQ 株式会社の社名の由来にもなっています。
Professional(専門職に相応しい)、spec(性能)、quality (品質)、そしてquestion(自分自身への問いかけ)
PROSPEQ株式会社は今まで培った「知識」、「情報」、「経験」をもとに、不動産と建築を通じて、お客様一人ひとりと真摯に向き合い、未来に向けた質の高い丁寧なサービスを提供します。そして、常に自身への問いかけを続け、サービスの向上を目指し、長く信頼される関係を築くよう努めてまいります。今後とも皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役 播本 祐良 / Harimoto Yusuke